ESDファシリテーターズ・カレッジ報

Education for Sustainable Development         
(持続可能性のための教育)

                      2004年度研修概要  

                      2004年度講座実施プログラム一覧表(PDF:17kb)                           
     ファシリテーター100の概念(PDF:24kb)

                                                   


      
「国際理解」講座

■日時:2004年6月19日〜20日(2日間) 
■参加者:17名
■すすめ方:
セッション1で参加者とERICファシリテーターで、4人程度のチームをつくり、セッション2〜6をチームで分担しました。担当チームが各セッションに用意された資料を活用して、進行(ファシリテーションを担当しました。

<実施した概要>

【セッション1】:共通理解づくり
 ・「名前だけの自己紹介」「ミーティング&グリーティング」
 ・オリエンテーション
 ・「地球規模の課題のつながり」(ウーリーウェブ)
 ・ファシリテーターチームの編成とファシリテーションの準備
【セッション2】:気づきのアクティビティの体験
 ・「豊かさと持続可能性のランキング」(フォトランゲージ)
 ・「ペドロの開発」(ロールプレイ)
 ・「わたしたちにできること」
 ・アクティビティ体験のふりかえり
【セッション3】:アクティビティの評価と国際理解教育にとっての参加型の意味
 ・「体験したアクティビティの評価」
 ・「わたしの考える国際理解教育とは?」
 ・「国際理解教育にとっての参加型アクティビティとは?」
 ・「EQI」一日のふりかえりと明日に向けて
【セッション4】:教育として扱いたい内容の全体像
 ・「持続可能性とは」
 ・「ESDと各教科のつながり」(ウーリーウェブ)
 ・「ESD概念群の検討」
【セッション5】:アクティビティの開発
 ・アクティビティの構成要素確認
 ・「仲間づくり」
 ・アクティビティの開発
 ・発表・共有
【セッショ6】:ふりかえり評価とまとめ
 ・からだほぐし、アイスブレーキング
 ・セッション6の進め方の相談&検討
 ・いくつかの課題をグループごとに選んで検討
    -作成したアクティビティの評価
    -評価とは?
    -ファシリテーターのスキル・役割とは?
    -アクティビティ開発方法まとめ など
 ・「サークルタイム」&「魔法のマイク」

 

ESDのために伝えたい概念についての検討で、4つの方法で迫ることができました。
(1)参加型アクティビティで気づくこと
(2)参加型アクティビティの構造を分析することで気づくこと
(3)概念を直接参加型手法を用いて分析することで深めること
(4)参加型アクティビティの創作に挑戦することで、さらに気づくこと

その成果
<成果1>世界で起きている様々な課題は相互につながっており、そこに一人
    ひとりが責任をもっていること
<成果2>持続可能性を基礎においた豊かさを私たちは目指すことができること
<成果3>ESDの概念は、複雑かつ重層的なつながりを実感できたこと
<成果4>ESDの概念は、平和教育などテーマ型の教育の機会はもとより
    既存の教科学習においてもその実践の可能性は大きくあること

ファシリテーターのスキルもまた実践の中で積み上げられ共有されました。
(1)「参加」への安心感と話し合う時間を保障することの相関関係
(2)ファシリテーションとパーソナリティ(個性)について
(3)ファシリテーターは、参加者に任せるために事前の準備にこそ手間と時間
  をかける必要があること
(4)ファシリテーターは、結論や落としどころに導くためにしているわけではなく
  何に気づき、学んだかも参加者にまとめてもらうことができること

(コーディネーター:加藤千尋)

 

     環境教育」ファシリテーター養成講座

■日時:2004年8月21日〜23日(3日間) 
■ねらい
1)PLTのアクティビティを用いた環境教育プログラムづくりやファシリテーター実践を通じて、環境教育指導者として行動できるようになる。
2)フィールドを使ったプログラムづくりを体験することによって、地域の資源や素材を活用できる視点をもって環境教育活動ができるようになる。
3)持続可能な開発のための教育(ESD)の概念について、PLTを通して考える。

<実施した概要>

【セッション1】:共通基盤づくり
●「木のTシャツ」
●「話し合いのルールづくり」*「コミュニケーションの5つの原則」
●「5つの質問についての分析」*期待/経験/課題/心がけ/地域での取り組み
●「好きな環境/嫌いな環境」]*PLTアクティビティの体験
 ESD/PLTの概念
【セッション2】:流れのあるプログラム体験
●「太極拳」「4つのコーナー」 アイスブレーキングとして
●「葉っぱ合わせ」仲間づくり
●「木のライフサイクル」PLT#79(新版)
●「町の変化」  経路分析→対比表「昔/今」でまとめ  PLT#40
●「森で起こっていること」=「人の営み」の自然への影響因果関係図
●「望ましい未来に向けて」*「一人でできること/仲間とできること/社会で取り組むこと
【セッション3】:プログラムのふりかえり
ORIDでS.2のふりえかり 「ストーリーラインの有効性」とは何か
【セッション4】:フィールド・プログラムづくりに向けて
昨日のふりかえりと今日の予定[2名一組で→全体で共有]
●アクティビティ・ステーション6種*参加者の希望で、先着順
●素材の特徴とフィールド、可能なアクティビティ*連想図→分類→チャート
●素材を活かす「補助線」
●「音合わせ」で仲間づくり

 
なるべく違う素材を検討した人たちから再度フィールドの観察
【セッション5】:素材をアクティビティにするための「補助線」の検討
●補助線のいろいろと特徴 *参考資料配布
●「仲間探し」 「理想のフィールド・プログラム」で仲間づくり
【セッショ6】:プログラムの作成
●各グループでプログラムづくり
【セッショ7】:作成したプログラムの発表
以下各グループが作成したプログラムを実践しながら発表。
◎「ごかつく」
◎「音探し」
◎「木年表」
◎「ミクロ・アドベンチャー」
◎「一本の木から地域の未来を考える」
【セッショ8】:ESDと環境教育の徹底分析
●「学んだこと/もっと深めたいこと」の共有
●「ビジョンニング」500年後の持続可能な社会をイメージ
●「持続可能な社会とは?」連想図→3つのキーワード
●ESDと環境教育の検討 *12のものの見方・考え方を使って徹底分析
【セッショ9】:行動計画づくりと3日間のふりかえり
●行動計画づくり*現状−目標−ステップ分析
●「マゴリス・ウィール」相互にアドバイス
●3日間の満足度ラインアップ
●「木のTシャツのバック」を描こう
クロージング

 

 今年の「環境教育」ファシリテーター養成講座は、3日間でPLT(ProjectLearning Tree)アクティビティの体験や、流れのあるプログラムづくり、ファシリテーション実践、ESDと環境教育の比較検討などを行いました。
 今回の講座の特徴は、フィールドを活用したプログラム作りを行ったことです。実際にフィールドに出かける前、いくつかのアクティビティで、素材を見る目を養う「目磨き」をしました。目磨きをつづけることで、どのフィールドにいっても次々とアクティビティの素材が見えてくることでしょう。
 各グループが作成したプログラムはどれもプログラムの流れがはっきり出ているものばかりで、後の参加者とのふりかえりでは、多くの方が今回の講座で素材の見つけ方や流れのあるプログラム作りを実体験できたことがわかりました。
 また、今回はESDのための環境教育講座として初めての講座ということで、これまでの環境教育とESDのための環境教育とは何が違うのかグループワークで検討しました。
 今回行ったアクティビティとして参加者の方の多くが面白いと思われたのは、アイスブレーキングで体験した「木のシャツ」だったかと思います。木や森をテーマに自分のオリジナルTシャツをデザインするというアクティビティはふりかえりセッションでもう一度やってしまうほどでした。始めと終わりに2回描いたことで、参加者の方々のいろんな思いの変化がデザインされたシャツに表れていたように思います。

 ということで、今回の環境講座は参加者もファシリテーターも共に多くのことを学ぶことができ、とても実りの大きい3日間となりました。講座の記録はレッスンバンクとしてまとめられますのでぜひご参照ください。

(コーディネーター:牧由希子)

           

            「対立の扱い方」ファシリテーター養成講座

■日時:2004年9月18日〜19日(2日間) 
■参加者:14名
■ねらい
・一人ひとりが自分自身の対立や感情を扱うことを通して、対立の扱い方の概念と手法を理解し、各現場の対象に応じた指導法を検討する。
・ESDとしてのスキルトレーニングを検討する。

<実施した概要>

【セッション1】:共通理解づくり
 ●安心感のある場づくり
 ・オリエンテーション 
 ・[オリエンテーションからわかったこと/もっと知りたいこと](2人一組)
 ・[カクテルパーティ](感情のワークシートで自己紹介)
 ・[傾聴](2人一組)
 ・[「身につけたいスキル」を高めあうための話し合いのルール](3人→全体)
 ・[この場を主体的に使いこなすには?](3人→全体)
 ●対立は悪くない
 ・[対立のイメージ図](3人→全体共有)
 ・ふりかえり 
【セッション2】:対立についての理解
 ●対立の扱い方
 ・[対立の記録]ワークシート(個人)
 ・[対立の扱い方 利点と限界](3人→全体)
 ●激化/内在化 
 ・[対立の激化/内在化の自己分析]
 ・[傾聴(正確に聞く)]で共有→ふりかえり
 ●怒りの温度計
 ・[怒りの感情に気づくこと](ブレスト全体)
 ・[怒りの静め方 すぐにできること/長期的に身につけたいこと]→全体共有(お、いいか共有)
【セッション3】:対立の扱い方
●からだほぐし
 ・[ストレッチ][ミラー]
●対立の自己分析
 ・[対立の自己分析]ワークシート(個人)
●アクティブリスニング
 ・[傾聴(共感的に聞く)](2人一組)
●本当に満たされたいことは何か
 ・[事実・感情・価値観の氷山分析]
●要望と本心 ●ウィンウィン(紹介)
●わたしメッセージ(宿題)
【セッション4】:対立の扱い方の限界
●昨日を受けてのアクティビティ
 ・[シカがいたぞ!](分かちあうとは)
 ・[重層的自己分析](人間のトータリティ)
●日本文化の○△□
 ・[異文化比較チェックリスト](個人)
 ・[日本文化の○△□](3人)
 ・[「対立から学ぼう」を補うための教育的手立てとは?](全体)
【セッション5】:対立を前向きに
●対立扱えるスキルとは
 ・[対立を扱えるスキルとは](連想図)全体
●自尊感情・問題提起・社会的提言を伸ばすアクティビティの体験
 ・[対立の場面で長所を活かすために](4人)
 ・[公正さって何?][指摘の仕方受け止め方](4人)
 ・[アドボカシービンゴ](全体)
●スキルトレーニングを行うために
 ・[スキルトレーニングについて]全体
【セッショ6】: ふりかえりと応用(参加者がファシリテート)
●アイスブレーキング
●これまでのふりかえり
 ・[セッション1〜5の構造を考える]個人→全体共有
●対立の扱い方の応用・行動計画づくり 以下のグループに分かれて検討
 ・[学校でのカリキュラムづくり]
 ・[組織の風土をどう変えていくか?]
 ・[スキルトレーニングをどう取り組んでいくか]
 ・[地域の対立の改善にどう活かすか]
●クロージング
 ・[サークルタイム]

 

 9/18-19の2日間、全国から14名の方々にご参加いただき、2日間の「対立の扱い方」ファシリテーター養成講座が終了しました!ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
 対立の場面における事実と感情の確認、そして、わたしの価値観、本当に満たされたいことは何なのか?、、今回はとくに自分自身の対立の場面を深くじっくり分析することを通して、対立の扱い方の概念と方法を学びました。また、日本社会においては、なぜ対立が扱いにくいのかを検討し、さらに対立を前向きに扱っていくためのアクティビティも共有しました。
 ESDとしてスキルトレーニングをどのように位置づけ共有していくか、もっと明確にしたい課題はありますが、今回もまた参加者のみなさんとさまざまなことを共有し、多くのことを発見できたと思います。

以下、わたくし渡辺が今回の講座で学んだことの一部をみなさんと共有しましょう。
 ◎対立の場面における感情と価値観についての「ピカソ的アプローチ」。
 ◎怒りは、鎮めるのでなく、表現することで、ともに次を考えられる。
 ◎社会が持続可能に発展していく中では「対立はなくなることはない」。しかし、
  それぞれの「対立は必ず解決できる!」。その信念を持って対立を扱おう。
 ◎眼前の課題によって対立するのでなく、より上位の概念やアイデンティティを共
  有し、それに向かって対話と協力をしていこう。
 ◎学びの場で課題を読み取り、「伝えたいこと」×「手法」のアクティビティにし
  て共有するファシリテーターの直感とちから。
 ◎参加者の主体性、それを引き出すためのファシリテーターの工夫が、学びの場全
  体をより豊かにする。

 このような学びは、必ずしも実施したアクティビティが意図するものではないものです。
参加者の分だけ学びがある。参加者どうしで高めう。参加型っておもしろい、あらためてそう思います。
 参加した他の方々には、どんな学びがあったのでしょうか。。。

(コーディネーター:渡辺正幸)

 

            「平和」ファシリテーター養成講座

■日時:2004年10月9日〜11日(3日間) 
■参加者:9名
■ねらい
・これまで実践されてきた平和的な社会変革の手法を体験し、これからの平和教育とそれをすすめるファシリテーターのあり方を考える。
・対象を分析し、人を育てる視点でカリキュラムを作成する。

<実施した概要>

【セッション1】:共通理解づくり
●[台風−もしもの時の対策づくり](全体)
●[場を120%活用するために](グループ→全体)
●[「平和をつくる動詞」で自己紹介](個人→全体)
●[傾聴](2人一組)
●[話し合いのルールづくり](2人→全体)
●[平和な社会のイメージづくり:分類](4人)
●[わたしが考える平和な社会](個人→4人)
【セッション2】:過去の共有、平和教育の目標
●[キーワードで過去の共有:タイムライン](3人)
●[平和の歴史と自分の歴史:連想図](個人)
●[傾聴](3人)
●[わたしが学んだことは](個人)
●[平和教育の特徴・目標:構造図など](3人)
【セッション3】:非暴力トレーニングの体験
●[社会変革のための市民の働きかけ:二次元軸](全体)
●[市民とは:ブレスト](全体)
●[警官と市民:ロールプレイ](2人→全体)
●[「警官と市民」の市民性の教育としての展開を考える](3人)
●[ふりかえり:ORID](個人→2人)
【セッション4】:トランセンド法の応用
●[1日目のふりかえり、新しい仲間との共有](4人)
●[トランセンド法のポイント・エクササイズの体験](2人→全体)
  プロ野球の選手会側と球団側の対立を事例に
  ・[ABCトライアングルを応用したタイムライン]
  ・[超越の二次元軸]
●[国際的な対立へのトランセンド法の応用](4人)
  ・沖縄基地問題と難民受け入れ問題を2グループづつ
  ・資料の読み込み 情報共有
【セッション5】: トランセンド法の応用 超越から和解へ
●[トランセンド法の国際的な紛争への応用]
  ステップ1:全当事者の洗い出しと各課題の確認
   ・[ステイクホルダー分析(関係図)]
   ・[総当たりマトリクス分析]
  ステップ2:全当事者に受容可能な超越的な目標設定
   ・[要望と本心]
   ・[超越の二次元軸]
   ・[重みづけマトリクス分析]など
    →全体共有 グループごとに発表
  ステップ3:和解
●[ホーポノポノ:ロールプレイ](8人)
【セッショ6】:ここまでのふりかえり
 ●[ホーポノポノのふりかえり](全体)
 ●[新しい言説に対してのホーポノポノの意義とは:傾聴](3人)
 ●[Peace Makerの心がけ](全体)
 ●[これまでのセッションのふりかえり](個人→グループ)
 ●[ホーポノポノとホーポノポノに至った経緯の共有](8人)
【セッション7】:平和教育のカリキュラムづくり
●[世代間の育ちの違い:連想図→タイムライン]
●[カリキュラムクリーティーク](4人)
●[平和教育のカリキュラムづくり](4人)
【セッション8】:カリキュラムの共有
●[平和教育のカリキュラムを評価する視点](全体)
●カリキュラムの共有 グループごとに発表
  ・「平和に向かって確かな一歩」:高校生対象、年間
  ・「Youth Peace Camp」:各国の中学生対象、1週間
  ・「女性のエンパワーメント講座」:一般、全3回
  ・「Peaca Worker Training Center」:紛争地域の成人
【セッショ9】: 行動計画づくりと3日間のふりかえり
●[行動計画・課題解決:鍵となる質問でコーチング](2人)
●[ふりかえり:4つの質問](個人)
●[サークルタイム、魔法のマイク](全体)

 

今年度から7本目の柱としてERICのファシリテーター養成講座に加わった「平和」の講座が終わりました。
 非暴力トレーニング、トランセンド(超越)法といったERICがこれまであまり扱ってこなかった新しい要素をとりいれながらプログラムを構成。
50年?に一度の大型台風の襲来のなか、また講座期間中にワークショップワークショップを開催したりと、いろいろな意味で歴史的な3日間となりました。

「実際のトランセンドの研修に参加しても良くわからなかったものが、今回ERICの手法とあわせて体験したら本当によくわかった」という声があったとおり、他のコンテンツとERICのコンテンツが合わさって飛躍することのおもしろさを体験できました。うれしいかぎりです。
 そして、非暴力・共感とTwist & Jumpの創造性をもって、新しい価値観と「winwin+α」を生み出し、紛争を転換していく、というトランセンドの考え方は、紛争ワーカーとしてだけでなく、いろいろなところに応用できる発想だと思いました。

<参考資料>
Transcend - A Peace and Development Organisation for Conflict Transformation by Peaceful Means
          http://www.transcend.org/
伊藤武彦(和光大学)のホームページ
          http://www.wako.ac.jp/~itot/tran/
■今回の平和講座の積み残し
・ファシリテーターの課題についての分析・教員の武装解除って何だ?
■平和講座の今後
・ピースメーカーのトレーニングのプロトタイプをつくりあげる。
・非暴力トレーニングを市民性の教育に位置付け、ピースメーカーのトレーニングに入れる。
 

(コーディネーター:木野美穂)

 

 

     PRAファシリテーター養成講座  in 沖縄

■日 時:2004年11月19日〜21日(3日間) 
■参加者:19名(地域内外参加者)
■場 所:東村立山と水の生活博物館(沖縄県 国頭郡 東村)

<実施した概要>

【セッション1】: 共通基盤づくり、個人の経験の点検
・オリエンテーション
・[場の活用を考えよう]各参加者が使い方を発表。
・[名刺づくり&名刺交換会]「わたしとエコツーリズム」(自己紹介)
・[傾聴](自己紹介の活動をふりかえって)
・[話し合いのルールづくり]
・[エコツーリズムへの個人のこれまでの関わりを点検]
・[誇りに思うこと/残念に思うこと]これまでのエコツーリズムへの関わりで
【セッション2】: コミュニティの取り組みの点検とPRA手法の体験
・[やんばる度ラインナップ]
・[コミュニティって何?](連想図)
・[わたしたちの組織/コミュニティの点検]
・[PPAの手法体験]手法を使って点検の結果を深める
【セッション3】: 地域の方々との情報共有・意見交換
・地域から来たリソースパーソンの紹介
・分析結果の発表・共有(6グループ)
・[名前だけの自己紹介](地域の方々とあらためて自己紹介)
・[課題の絞り込み・仲間探し](オープンマーケット方式)
・[課題について知っていること/知りたいこと]地域の人々を囲んで
【セッション4】:PRAの原則と手法、実践に向けて@
・[信頼の散歩]2人で外に出て
・[傾聴]昨日のふりかえり・全体共有
・PRAとは(ミニレクチャーとQ&A)
・地域訪問のテーマとグループの確定
【セッション5】:PRAの原則と手法、実践に向けてA
・[PRA手法(ツール)の効果と応用]
・[PRA原則の検討]→[PRA原則の重みづけ分析]
・[半構造インタビュー、よい/危険なインタビュー]
・地域訪問に向けたチェックポイントの確認
・地域訪問の計画づくり
【セッション6】:地域訪問、PRAの実践
・地域訪問(6グループ、各地域へ)
【セッション7】: 地域訪問の共有と地域の方々との意見交換
・[地域訪問結果のポイント発表]
・地域からのリソースパーソンのお話
【セッショ8】:フィードバックギャラリーの準備
・[かんたん気孔でからだほぐし]
・[地域訪問のふりかえり]
・[フィードバックギャラリーのレイアウト検討]
・[フィードバックの準備](地域訪問のまとめ作成)
・[フィードバックギャラリーづくり]
【セッショ9】: ビジョンの共有、地域へのフィードバック
・[寸劇(発表)]
 今が2034年11月21日という設定でビジョンを共有しながらグループごとに発表。
 会場からは発表に対してコメントや提案
・地域フィードバックのおわりに(地域代表者からの一言と一本締め)
【セッショ10】: 地域のネクストステップに向けて
・地域の方からのプレゼント
・[遅れてきた定着民] <
課題を一般化させて望ましいコミュニティの共通理解をつくる
・[望ましいコミュニティの姿]
・[新しいことを推進していくための知恵5箇条づくり]
・[サークルタイム]5箇条の発表と3日間のふりかえり

 

 今回の講座は、PRA(主体的参加地域評価法)を学ぶとともに、PRAを活用しながら、エコツーリズムを切り口に沖縄東村の地域活性化を推進しようというものでした。
 今回コーディネーターをつとめた牧(私)は、東村に在住しており、現在、JICAの技術協力専門家養成個人研修員としてERICで研修中です。そのERICでの研修の一環として、この講座を企画しました。自分の研修テーマである「住民参加型の地域づくりのためのファシリテーションスキル」を実践し、地元の東村をフィールドにしてPRAの効果を確認したい。でも、実施する地域を単なる練習台のようには扱いたくない。やるならば、地域にとってもPRAのメリットがあって欲しいという思いがあって、今回のテーマとプログラムでワークショップを開催しました。

<コーディネーターとしての私の感想。。。>
 今回の講座は成果以上に感動がありました。地域からの参加者が講座を通して変わっていく・成長していくのがわかりました。本講座を開講するにあたって、地域のいろんな人を巻き込み、仕掛けをしていきましたが、その中で一体「誰が気づき・変わっていくのか」これだけは、始まってみないとわからない。だから面白い!。
内容としては、PRAを活用して、これまで地域が産業として推進してきたエコツーリズムを通して地域活性化の動きを見直し(評価と点検)、課題を発見し、今後に向けて合意形成を行うというものでした。
 私は、実際に講座を開催してみて、その地域でPRAを使うにはタイミングもあるなと感じました。そして、PRAを実施する側の参加者に地域の誰を入れるか、また、誰に協力してもらうか、つまり誰を巻き込みたいか。今回、地域からの参加者自身が「何かしたい」「何でだろう?」「何かこのままじゃおかしいんじゃないか?」などの意識が既にあったことが、彼らの講座への参加意欲になったかと思います。
 また、地域がちょうど今後の方向性に向けてこれまでの見直しが必要な時期にきていたことも重なったのが良かったんでしょう。今回は特に参加者構成を、PRAを実施する村内参加者については、公募ではなく、地域の担い手として育って欲しい人材を区長を通して選びだところにも成功のきっかけがあると思いました。公募で集めた村外からの参加者が加わることによって、内なる知と外なる知を融合させるワークショップづくりができたかと思います。
 そのために用いられたのがPRAだった訳です。普段、'shy'で自分の意見を言い出せなかったような参加者が集団力学と参加型手法によって発言の機会を持ち、それを通して自信をつけていきました。今後さらに彼らが今回の講座の成果を活用しながら、地域の担い手として動き出すことに期待したいと思います。
 

(コーディネーター:牧由希子)

 

     「人権教育」ファシリテーター養成講座

日時:2004年12月11日〜12日(2日間) 
■参加者:10名
■ねらい
・新たな人権教育の課題についてアクティビティを開発し、教え方学び方を考える。
・ESDに人権教育を位置付ける。ビジョンを教育的なツールとして活かす。

<実施した概要>

【セッション1】:共通基盤づくり
・[自己紹介]全体 :自分の名前の音感を意識して紹介しながら
・[場についての共通基盤]全体:どんなふうに使ったらいいか
・[参加者アンケート] :参加型や用語についての共通基盤づくり
    インタビュー:個人→分析所見:4人→共有:全体
    アクティビティ/プログラム/カリキュラム/ファシリテーター
・[人権教育の構造 わかったこと/知りたいこと]全体
    人権教育に関する共通基盤づくり
    外に掲示した[4つの側面]マップを見て
【セッション2】:流れのあるプログラム体験
・[ジャパニーズ・オンリー(ロールプレイ)]3人
・[具体的事例の背景を考える] 3人:小樽市の外国人お断り問題
    裁判の反響←ブレーンストーミング
    背景←行動感情価値観の氷山、連想図で分析
・[しがらみの糸]全体:差別される側への共感的理解 
・[行動計画づくり]3人:誰が/どのように/私の関わり
【セッション3】: 流れのあるプログラムのふりかえりと新しい課題の扱い
・[からだほぐし]全体:参加者の方が担当
・[流れのあるプログラムのふりかえり評価]2人
    各アクティビティのねらい・手法・内容的補助線
    共有→わかったこと・改善点
・[人権・人権教育の課題に直面したときの自己分析]個人→全体共有
・[新しい人権の課題に敏感になるために]3人
    因果関係図、行動感情価値観の氷山、で分析
・[アクティビティづくりに向けた課題の整理]全体
・[ふりかえりのEQI]全体:1日目のふりかえり
【セッション4】: アクティビティ・プログラム・カリキュラムづくり
・[教室の中の世界(公正さとしての正義)]2人→全体
・[傾聴]でふりかえり共有 2人→全体共有
・[アクティビティ・プログラム・カリキュラムづくり]
    [仲間探し]→グループワーク3-4人、パワーランチへ
    ※半構造化させる工夫を大切に
【セッション5】:発表評価と指導者養成の課題
・各グループからの発表と評価×4グループ
    難民受入/思春期とリプロダクティブヘルス/
    障害児への性教育/人権教育指導者養成カリキュラム  
・[人権教育の指導者に求められる力]4人ブレスト→全体
・[人権教育指導者の共通の課題] 4人→全体
    教員養成における教育とトレーニング 今とこれから
    同和教育/人権教育/持続可能な開発のための教育
    半構造化されたからだとは
      ※公式的・技術的・非公式的の枠組みで検討
【セッション6】: 行動計画づくりと2日間のふりかえり
・[5w1hで行動計画づくり]個人(10分)
 ・[行動計画を評価点検する鍵となる質問とは]全体(10分)ブレスト
 ・[鍵となる質問による傾聴]行動計画についてのコーチング 2人(各10分)
 ・[2日間で発見したこと/ともに創りあげたこと] 個人(2分)→全体
 ・[わたしが一番○○したことは…:サークルタイム] 全体(15分)
 ・修了証 お互いに認めあおう

 

  シニア・ファシリテーター角田がコーディネーターをつとめた今年の「人権教育」ファシリテーター養成講座が終わりました。
 今回は残念ながら当日来られなかった方などが出て10名の参加者と3名のスタッフ、講座としては少人数でしたが、ワークショップとしてテーマを掘り下げるちょうどよいサイズだったかもしれません。
 今回のテーマである人権については、新たなアクティビティの実施、「人権の課題になぜ敏感になれないのか」検討、新しい課題についてのアクティビティづくり、人権教育の指導者養成のあり方の検討などなど、、、「人権ハンドブック」3部作にとどまらない新たなチャレンジが続々提示され、みんなでともに考えることができました。また、「音感」「半構造化」といった二次的なキーワード・テーマが、2日間のプログラムに、深みと厚みを与えていたように思いました。

(渡辺)

<参考図書>「人権ハンドブック」3部作:角田尚子・ERIC国際理解教育センター著
■人権教育ファシリテーター・ハンドブック( 基本編)
■いっしょにすすめよう!人権(実践編)
■いっしょに考えて!人権(発展編)  
  http://www.try-net.or.jp/~eric-net/book-jinken.htm

特別に角田の感想を紹介します。

1997年に人権教育の指導者育成を手がけだしてから7年。
これまでERICの主催研修は人権教育を担当する人に「どのようにアクティビティを指導するか」、「どのように流れのあるプログラムを構成するか」、「カリキュラムの柱に求められるものは何か」などを行ってきました。

 今年感動だったのは、講座に参加した人たちが「人権教育の指導者育成の課題」をひとつの共通課題として認識されていたということ。もちろん、明日から生徒たちに、と思っている人も参加されていましたが、それでもそのような指導ができる自分育てと人材育成の課題を重ね合わせて考えてもらうことができたように思います。

わたしのこの研修に向けてのねがいとしては
・一人ひとりのエンパワーメント
・参加型を活かした出会いの場
・コミュニティのビジョンとインプルーブメント

そこに向けて、もっともホットなものとして今回の人権講座(12月11-12日)から応用
できることは何か。そんな視点で、講座をふりかえってみましょう。

<セッション1>「声」を主題に、自分の名前を音感たっぷりに紹介するアイスブレーキング。
「あやしい」と遅刻してきた参加者には言われながらも、参加者全員が「声」がでるようになったなと、わたしは実感。特に、子どもの頃に呼ばれた名前を名札に書いた人がそれを紹介し、そしてわたしたちがその名を呼んだ時の表情の変化、若返りは忘れられない。
参加者アンケートで「アクティビティ」「プログラム」「カリキュラム」「ファシリテーター」などのカタカナ言葉についてのイメージ、理解、実態を共有。用語の統一と参加型の共通基盤の整備を1つのアクティビティで。
次に「人権教育つの側面」についての理解を進めるために巨大チャートの読解と読解したことを全体で共有。ハウとコンテンツの両方が満たされたセッションでした。

<セッション2> 流れのあるプログラムの体験
木野さんが進行役で、「ジャパニーズ・オンリー」を題材に、新規開発したものを提示。途中の流れを「しがらみの糸」に変えたりということはあったが、みんなで、このプログラムについて検討しつつ、参加型プログラムによって深まる理解とは何かを実感。木野さんのファシリテーターとしてオープンな、すなわち「半構造化」された姿勢がすばらしかった。

<セッション3> 検討と新たな課題の共有
プログラムを「ねらい」「参加型手法のハウ」「内容」の角度からふりかえり。
伝えたいことをどのように内容を整理し、また参加型のハウを工夫したかを知るためにはとてもいい方法だ。
新たな課題を考えるために、この5年間をふりかえって、自分自身にとって「新たな人権課題」だと思ったものを洗い出してもらった。それを「事実」「感情」「価値観」「判断」のORIDで分析。自分の中に何を育てれば、「人権に敏感」な自分をそだてることができるかを検討した。このあたり、「男女共同参画」「ジェンダー意識の形成」ということでは使い。ただ、どのように一般化して語れるかの問題。

<セッション4>では、プログラムづくりを行う予定であったが、
その前に前日韓国料理屋で参加者と夕食していた時に、「社会的有利性の概念がわからない」という会話があったので「教室の中の世界探検」から入ることにした。
いずれ人権について考える時には必要な共通基盤であるので。その上で、アクティビティ開発、プログラムづくり、対象別のグループ分け。

<セッション5>発表と課題への肉薄。
「教育指導者育成の課題」「3つの教育の比較」「半構造化されたからだ」教育はいかに非公式的、公式的、技術的に伝えられるかの分析は弱かった。これもジェンダー意識の形成については大事な視点であるはずだ。

<セッション6>はふりかえりと共有でした。
「わたしがいちばん○○だったことは...」をサークルタイムで輪唱のように共有したいと思いつつ、ちょっと中途半端。でも「お勧めの本」を共有できたのは収穫でした。
なるほどね。ジェンダーは教育と不可分なんだよね・・・・。
わかりました。徳島が楽しみです。

(コーディネーター:角田尚子)

 

 

            「持続可能」プロセスファシリテーター養成講座

■日時:2005年2月11日〜13日(日間)
■参加者:9名
■ねらい
1.コミュニティづくりのプロセスを推進する「プロセス・ファシリテーター」の方法論を学ぶ。
2.東京都北区においてPRAやフューチャーサーチ会議の構造を基にしたプログラムを実施し、「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進と教育課題の解決に向けて検討する。

<実施した概要>

1日目:2/11(金)

【セッション1】:共通基盤づくり <福田>
 ・[コミュ二ティ意識と自己紹介]全体:(30分)
  地図上の自分が所属しているコミュニティに丸シールを貼りながら
 ・[わたしの「参加」経験]個人(8分)効力感と無力感を感じた経験
 ・[傾聴]2人 正確に聞く、感情を確認する
 ・[参加を促進するもの/阻害するもの]4人:(7分)→全体共有
 ・[参加を促進する話し合いのためのルール]4人→全体共有
 ・経験学習の4段階、サボタージュ、ESDについてミニレクチャー
 ・[ESDについて知っていること/知りたいこと]4人(5分)

【セッション2】:過去の共有 <三原>
・[モーション合わせゲーム]全体(10分)チアリーディングの活動より
 ・[教育のアプローチの変遷] 全体→6人(40分)
   ・カードで仲間づくり(教育のアプローチごとにグループに)
   ・同じグループの人たちとその教育の名前をつける
 ・[過去の変化とパターン]6人(70分)
   ・過去30年の個人的・国際的・教育にかんする出来事を洗い出す:個人
   ・大きな模造紙の枠組みに貼り出して、全員で共有
   ・10年ごとの担当グループに分かれて時代のキーワードを考える→共有
   
   ・変化のパターンの検討:4人→共有・[ジャパニーズ・オンリー(ロールプレイ)]3人
【セッション3】: 現状分析 <福田>
 ・[からだほぐし]全体(8分)
   ・空想のビジョンボールをキャッチボール
   ・一人の動作を全員でまねる 
 ・[本トのインタビュー]個人→グループ(70分)
   ・国際、国内、地域の合意事項や法令など先行知見を分担して検討
   ・グループ内共有:担い手・内容・方法・目的
   ・全体共有
 ・[インタビューの練習・手法の実践](40分)
   ・リソースパーソンごとにグループになって手法を使って現状分析
 ・[ふりかえりのEQI] 各自ポストイットに書く

2日目:2/12(土)

【セッション4】: 参加型地域調査の準備 <木野>
 ・[からだほぐし]全体(3分)肩たたき
 ・昨日のふりかえり:ミニレクチャー(10分)
 ・[セッション3のふりかえり](15分)2人→全体
 ・テーマごとに調査チームづくり:
   ・子ども、多文化共生、NPO支援、社会教育
   ・訪問先のキーパーソンの決定
 ・[半構造的/構造的(対比表)]全体:(10分)
   ・「半構造的インタビュー」とは何か
 ・[インタビューの計画]グループに分かれて(40分)

【セッション5】:参加型地域調査の実施
 ・PRA(主体的参加地域評価法)の方法論を活用して
  半構造的インタビュー、視覚化する分析手法
 ・インタビュー:キーパーソン、グループ、通行人
【セッション6】: 参加型地域調査の実施とまとめ

3日目:2/13(日)

【セッション7】: フィードバックギャラリーの準備 <金光・渡辺>
 ・[フィードバックギャラリーのレイアウト検討]全体
 ・[調査のまとめと提言づくり、未来のビジョン共有]グループ:(90分)

【セッション8】: フィードバック・未来のビジョン <金光・渡辺>
 フィードバックギャラリー「いっしょに考えて!教育」の開催
  ※プラザのオープンスペースで・地域からの来場者5名
 ・[調査の報告](45分)
【セッション9】:行動計画 <福田>
 ・[ESD推進のための行動計画づくり]個人(7分)
 ・[マゴリス・ウィール]全体(15分)
 ・[サークルタイム]全体(20分)
  3日間のふりかえり+今後学びたいこと
 ・修了証の授与

 

今回の講座では、「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進と教育の課題を考えることをテーマとし、東京都北区において参加型調査を実施しました。
 保育園から朝鮮中高級学校やフリースクール、社会教育、NPO支援まで、教育に関わるなるべく多くの関係者の方々に協力をいただいて、教育の現状を調査し、未来のビジョンに向けた提言・行動計画づくりを行いまいた。
 3日目に行ったフィードバックギャラリーでは、インタビューに協力してくださった地域の方々にもご参加いただき、寸劇による調査の報告や調査結果の再検討をすることができました。ご来場いただき本当にうれしかったですし、今回の北区の教育課題を検討するこのプロセスにご参加いただいたことが今後に向けて何かのきっかけになればと願う限りです。

 ERICも、そして参加者の方々も、ここでの成果を、北区に限らず、教育というテーマのコミュニティで活用していくことでしょう。

(コーディネーター:福田紀子)
 

      「TEST 教育力向上」講座 
      
Teachers and Trainers Education and Skills Training

■日時:2005年3月19日〜21日(3日間) 

<実施した概要>

【1日目:3/19】

【セッション1】:共通基盤づくり  <角田>
 ・[自己紹介/講座への期待]全体:(25分)ポストイット3枚に書き共有しながら
 ・この講座のすすめ方 ミニレクチャー
 ・[共通のルールづくり]2人→全体(20分)
 ・[傾聴]2人 正確に聞く、感情を確認する
 ・[POPの要素から物語りとアクティビティをつくる](60分)3人グループ
  今回の講座のすすめ方をやってみる
  ハンドブックに用意してあるPOPを使ってストーリーと分析の枠組みを検討

【セッション2】:流れのあるプログラム体験  <角田>
 
・セッション1のグループワークの全体共有
  [統計ラインナップ][4つのコーナー]
 ・[セッション1気づいたこと感じたこと学んだこと]全体ブレスト
 ・アクティビティとは ミニレクチャー
 ・[S2でやってみたいアクティビティは?]全体 ブレスト
 ・[国って何?(難民バージョン)]3人グループ
  理想の国づくり→越境移動民の受入ロールプレイ
 ・[事実・感情・価値観でふりかえり]
  学んだことを“応用”までして経験学習の4段階に。
【セッション3】:参加型プログラムのふりかえり  <角田>
         〜ファシリテーションの実践に向けて〜
 
・[セッション分担の決定]→3人一組
  セッション4、5、7を参加者チームがプログラムをつくりファシリテーションする
 ・[プログラムづくり]3人(60分)
  POPを参考に担当セッションのプログラムをつくる
 ・[1日目のふりかえり]
  セッション1と3の作業の比較。なぜ60分かかったのか
  プログラムづくりの評価の視点
 ・プログラムづくりのハウ ミニレクチャー

【2日目:3/20】

【セッション4】:ESDの理念 <参加者2名 with 渡辺> 
 
・[からだほぐし]ストレッチなど 全体 
 ・[わたしの夢] 1人→ペアで共有
 ・[夢コマーシャル]各自夢を15秒CMにしてプレゼン共有
 ・[持続可能な開発とは(連想図)] 4人グループ(10分)
 ・[ESDとは○○である “笑点方式”で5箇条づくり](6分)
  全体共有→国際行動計画の理念を紹介
 ・[統計ラインナップ]日本の教育の現状でESDはできてる?
 ・[教育の現状分析(因果関係図)]4人グループ(10分)
 ・[今できること/やりたいこと](6分)グループ→全体 
 ・セッション4のレビュー ミニレクチャー
 ・[ファシリテーション/ファシリテーターの評価](角田進行)
  事前準備、進行、立ち居ふるまい

【セッション5】:ESDの内容  <参加者2名 with 木野> 
 
・[ESDの内容と方法  これまで/ESD]  4人(15分)→共有
 ・[ESDの諸概念] 2人 (15分)→共有
  [髪の長さラインナップ]→ペアづくり→くじ引き→ペアで検討
  ESDの諸概念を小学生にわかるように工夫する
  発表後、どの概念を伝えようとしていたか当てる
 ・[ESDの中の教科学習を考える]
  今までの教科/ESDとしての学習計画 
  考えたい教科オープンマーケット→ペア検討→共有
【セッショ6】:ESD推進のプロセスのふりかえり <金光>
 
・[からだほぐし]全体 中国気孔の活動 
 ・[過去の共有]1人→全体共有 
  国際・政府レベル/ESD-J/身近なコミュニティ
 ・[気づいたこと/知りたいこと] 全体
 ・[100年後の人、現在の人、100年前の人 てい談式インタビュー]
  3人でロールプレイ (10分)
 ・[ふりかえり] (10分) 3人→共有
 ・[2日目のふりかえり] 全体
  魔法のマイク、心・頭・からだの枠組みでふりかえる

【3日目:3/21】

【セッショ7】:人間と人間社会の理解  <参加者2名 with 金光>
 
・[豊かな表情をつくるフェイストレーニング] 全体(角田より)
 ・[バースデイライン] 言葉と手を使わないでラインナップ→ペアづくり
 ・[ラブカナルの住民運動] 50分 全体
  第一段階〜第五段階 ロールプレイ →ふりかえり
 ・[からだほぐし] 松ぼっくりキャッチボール 3つのエコロジー紹介
 ・[力の分析] 3人 10分
  グローバルジャスティスを目標としてプラス要因とマイナス要因

【セッショ8】:ESDを地理する  <角田>
 
・[地理するときに必要なこと(連想図)]全体 5分
 ・[ESDの地理的分析] 20分 3-4人→共有
  関係者のライフスタイル分析
  関係者の関係図分析
  ESDに関わる人口動態分析
 ・[ESD推進のためのリソース分析(マトリクス)]3-4人(15分)
 ・[気づいたこと・感じたこと・学んだこと]全体
 ・[Invitaiton to ESDのための計画づくり]3-4人(10分)→共有 
 ・[教育/教育者のジレンマとは]2人(5分)→共有
【セッショ6】:ふりかえりと行動計画づくり  <渡辺>
 
・[からだほぐし] 人間知恵の輪、人間イス 全体
 ・[積み残し課題の検討] 15分
  仲間づくり→グループ毎検討→共有
  アクティビティづくり・教員の資質とは・しがらみの糸の体験
  [しがらみの糸]50代の女性教員、女だから/男だから
 ・[3日間のふりかえりとおみやげ] 個人→共有
  ポストイットを内容−方法の二次元軸に貼り出し
 ・[行動計画づくり] 個人 10分
  5W1H または 階段分析のどちらかで
 ・[サークルタイム] 25分
  行動計画の決意表明とふりかえりのEQI 一言づつ
 ・修了証の授与

 

2004年度最後のカレッジ講座 at ERIC 「TEST」が終わりました!
ERICにとってもまたまた新たなチャレンジで、とてもおもしろかったです。

◎「物語ること」−解説や説明ではなく、ファシリテーターが参加者といっしょに紡いでいくことができる方法
◎「POPの活用」−POPとは、ファシリテーターが分析の視点やまとめの視点を参加者に提案する際に活用する掲示物

 このようなファシリテーターが提供するちょっとした工夫を「方法論」として認識すること、それによって、ERICのファシリテーター養成のためのコンテンツにまた一つの要素が加わったように思います。 また今回は、参加者の方々がセッションのファシリテーターとしてプログラムを検討、進行するという「参加者実践型」講座でした。各セッションを担当する参加者ファシリテーターチームが参照するのはファイルに入っている3つのPOPだけ。それでも、互いの経験と協力によってプログラムをつくり実施することができました。
 ワークショップ・ファシリテーターとして必要なことは、伝えるための知識というよりも、ともに考えるための問いと手法であることがあらためて確認できたように思います。「わからないほど、知らないほど、いっしょに考えることができる」のですね。

 2005年度のESD ファシリテーターズ・カレッジ at ERICは全13回講座を予定しています。
また、by ERIC, with ERIC として各地域、団体とコラボレートした企画も進行中です。
まずます、内容が充実して新しいチャレンジもあり、とても楽しみです。

みなさまからの、「ERICとともに・・・」のご提案をお待ちしています。
ERICは各地で、各分野で活躍するファシリテーターの方のネットワークを推進しています。

(コーディネーター:角田尚子)